2012年9月10日月曜日

「JA静岡厚生連リハビリテーション科職員研修会」で講演を行いました

9月8日に開催されたJA静岡厚生連リハビリテーション科職員研修会において,「赤ちゃんの発達から学ぶリハビリテーション治療」というタイトルで講演を行いました。

人の特徴は,二足歩行,手と道具,言語,創造性を持つことです。人はこれらの機能をどのように獲得してきたか,身体運動と手と言語の共進化・共発達に関して,系統発生(進化の過程)および個体発生(発達の過程)から学び,リハビリテーション治療学への応用についてお話しました。

リハビリテーション治療への応用ということでは,赤ちゃんトレーニングのすすめとして,赤ちゃんの運動と認知行動の発達過程が身体を軸として,自己と外界の関係性を探索する探索行動を基盤としていることから,このような赤ちゃんの発達過程を応用した赤ちゃんトレーニングが,“暗黙知の身体”を構築し,新しい自己の創発につながることを解説しました。

このような機会をいただきましたJA静岡厚生連中伊豆温泉病院の磯毅彦先生,並びに熱い視線で熱心にご聴講いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
大城 昌平


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