2010年6月20日日曜日

論文がBMC GeriatricsにAcceptされました

論文「Shigemori K, Ohgi S, Okuyama E, Shimura T, Schneider E: The factorial structure of the mini mental state examination (MMSE) in Japanese dementia patients, BMC Geriatrics, 2010, 10:36 (9 June 2010)」
論文はこちらから

昨年7月にICAD(Alzheimer's Association 2009 International Conference on Alzheimer's Disease ;Vienna, Austria)で発表した内容を論文にまとめました。この研究では,MMSEの測定結果の解釈と診断精度を高めることを目的として,我国におけるMMSEの因子構造を明らかにしました。MMSEは世界で最も使用されている認知症スクリーニング検査でありながら,今までMMSEの下位項目に関しては,ほとんど議論されていませんでした。MMSEの下位項目を適切に解釈することができれば,認知症を早期に発見することや認知機能の低下領域に合わせた適切なトレーニングの介入につながります。本研究により,我国のMMSE結果の解釈が前進することを期待しております。論文の作成には,MMSE開発チームの一員Schneider Eric博士(Johns Hopkins University)にもご協力いただき,素晴らしい内容に仕上がりました。懇切丁寧にご指導いただきました大城教授をはじめ,ご協力いただいたすべての方に感謝いたします。(重森 健太)




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