2012年11月6日火曜日

生活生命支援医療福祉工学系学会連合大会2012 参加報告

11月2-4日に名古屋で開催された「生活生命支援医療福祉工学系学会連合大会2012」で発表を行いました。

この学会は,医療工学や福祉工学といった工学分野での内容が主となる学会でした。例えば,腸ファイバーや人工血管などの開発に関わるセッション,ロボットスーツHALなどのロボット工学分野,血流測定器などの生体流体工学分野など.実に多彩な内容でした。参加者も多くは工学者や工学系院生,機器メーカーのスタッフなどでした。

私のセッションは,「医療・福祉・保健の現場で役立つリスクアセスメントとニーズ」というテーマで,役割は現場の状況を聴衆に伝えることでした。よって,発表テーマは「当院回復期リハビリテーション病棟における,転倒状況と身体活動について」とし,病院でのデータを用いて転倒の現状,リスクアセスメントとニーズについて報告を行いました。いくつかの質問もいただけましたので,充実した発表になったと思っています。

様々な転倒予防機器が開発されているにも関わらず,病院内では思ったより多くの転倒が発生していることから,今後も新たな機器の開発が望まれることも伝えさせていただきました.同じセッションにはテルモの方,障害者(筋ジス)の方などの発表があり,バラエティーに富んだセッションとなりました。

今回の発表にあたり,病院の転倒や発生原因をもう一度見直す良い機会となりました。また,他職種の方々との交流により,いろいろな考えかたも知るきっかけとなりました。このような機会を与えて下さった大城先生,本当にありがとうございました。

修了生 JA静岡厚生連遠州病院 山下裕太郎

セッションOS2-5 「 医療・福祉・保健の現場で役立つリスクアセスメントとニーズ」
座長の山下和彦先生と発表者

会場の前で

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