2012年10月22日月曜日

シンガポール研修報告

9月8日から9月15日にかけて,シンガポール研修に行ってきました。

院生からの参加は私1名で,他に聖隷クリストファーの学部生20名が参加しました。シンガポールでの研修内容は,シンガポール唯一のPT・OTの学校であるNYP(Nanyang Polytechnic)を見学しました。そこでは,学校教育現場や設備について説明を受けました。また,卒業生1名とお互いの研究内容を英語で伝え,ディスカッションをする時間をいただきました。

病院見学では,急性期病院,回復期病院(community hospital),デイケアと入所の複合施設,精神科病院,職業訓練センターを見学しました。デイケアと入所の複合施設では,私の勤めている病院・施設についてスライドで紹介しました。2日間のホームステイもあり,NYPの学生宅に宿泊しました。

シンガポールには大学院がなく,PT・OTの数もまだまだ不足しております。しかし,英語と中国語を母国語としているため国際交流も盛んで,卒業後半数近くは海外へ学位を取りに行っています。医療のレベルも世界的に非常に高く,WHOでは日本より上位に位置づけられています。シンガポールでは開業権があるため,医師の指示なしで治療を行っており,責任とプロ意識を強く感じました。また,回復期病院では在院日数が短く1-3ケ月程度が通常で,早期に在宅で支援する仕組みとなっています。

非常に良い経験をさせていただきました。
M2 千葉 淳弘

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