●佐藤慎(D1):Falls following during the early post-hospitalization period and its risk assessments before hospital discharge.
昨年の東海北陸理学療法学術大会で発表した内容の第2報という形でまとめたものです。回復期病棟退院後早期の転倒発生には注意配分能力(二重課題)が関係しており,今後の理学療法プログラムに二重課題トレーニングを取り入れる必要性が示唆されたというものです。他の演題も転倒予防に関する報告が多数あり,実りのある機会となりました。
●合田明生(D1):Skin blood flow influences cerebral blood flow measured by Near-Infrared Spectroscopy during physical exercise in humans.
近赤外線分光法という手法を用いて運動中の脳血流を測定した際に,測定データに皮膚血流の影響がどの程度あるのかを検討した研究です。本研究の結果,運動中の脳血流測定データには強く皮膚血流が影響しており,何らかの解析で皮膚血流の影響を除去する必要があることが示唆されました。理学療法士が用いる運動介入が脳にどのような影響を与えるのかを検討していくために,今後も研究を継続していく必要があると思いました。
今回の学会で頂いた質問・意見,新たな出会いを大切にし,今後の研究活動に繋げていきたいと思います。最後に,ご指導を頂いた大城先生,日頃支えて下さっている職場の皆様に感謝いたします。
D1 佐藤慎,D1 合田明生
左:合田,右:佐藤 |
0 件のコメント:
コメントを投稿