「発達障害を有する子どもの理学療法」をテーマに,自閉症児の認知行動の課題と理学療法についてお話しました(配布資料)。
論点は,「発達学的身体性認知論」(造語)を理論的背景として,1)自閉症児の認知行動の特徴,2)身体を基盤とした胎児新生児,乳児の認知行動の発達過程,3)理学療法の1つの提案として,身体と環境探索を促す赤ちゃんトレーニングのすすめ,についてです。自閉症児には,ボトムアップの感覚系の発達と調整を図り,認知行動の基盤となる自己感覚,そしてトップダウンの統合能力を高めることが必要です。そのための理学療法アプローチとして,赤ちゃんの時に経験すべき豊かな感覚運動経験を再学習してはどうかという提案です。皆さんの日頃の臨床と子どもたちへの支援の参考になれば幸いです。
最後に,この研修会を開催していただきました茨城県理学療法士会の斉藤秀之先生(日本理学療法士協会副会長)はじめ関係の皆様に深く感謝と敬意を表します。
水戸の納豆 |
大城 昌平
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