5月24日-26日に名古屋で開催された第48回日本理学療法学術大会において,大城教授がランチョンセミナーの講師を務めました。また,院生と修了生が発表を行いました。
【ランチョンセミナー】
大城昌平(聖隷クリストファー大学)
「子どもの発達原理と理学療法:赤ちゃんトレーニングのすすめ」
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ランチョンセミナー(大城) |
成人の中枢神経系障害や骨関節系障害の理学療法でも,赤ちゃんの運動発達原理が応用可能です。セミナーでは,胎児期から乳児期(歩行獲得)までの発達現象を概観しながら,身体と脳発達,知覚・運動発達,身体反応と運動連鎖などの観点から赤ちゃんの運動発達の原理を紹介し,理学療法における赤ちゃんトレーニングを提案しました。会場には,驚くほど多くの来場者があり,理学療法士の赤ちゃんの発達に関心が高いことを実感しました。また終了後に,来場者の方とディスカッションできたことも有益でした。日頃の理学療法の中に,是非「赤ちゃんトレーニング」を応用していただき,「赤ちゃんトレーニング」が広まることを期待しています。(大城)
【演題発表】(筆頭演者のみ)
P-A基礎-151
合田明生(D2,協立十全病院 リハビリテーション科), 佐々木嘉光, 本田憲胤, 大城昌平
「日本人における中強度有酸素運動による脳由来神経栄養因子の反応に関する研究」
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ポスター発表 (合田) |
修士時代から昨年までに測定したデータをまとめて発表しました。全国の先生方から貴重なご意見を頂くことができ,有意義な経験となりました。(合田)
S-B神経-007
本田憲胤(修了生,近畿大学医学部附属病院 リハビリテーション部), 阿部薫, 中野美紀, 和田紀久, 澤田優子, 寺田勝彦, 大城昌平, 福田寛二
「早産児に対するストレス刺激が引き起こす脳活動を調整するホールディング」
O-B生活-056
重森健太(修了生,関西福祉科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科), 梛野浩司, 中俣恵美, 永井栄一, 出田めぐみ, 西井正樹, 林部博光, 廣島玲子, 西中正則, 甲斐悟
「地域在住高齢者におけるNordic Backward Walkingの運動学習に関する研究」
P-A運動-079
水池千尋(修了生,大久保病院 明石スポーツ整形・関節外科センター リハビリテーション科), 石原康成, 堀江翔太, 大谷豊, 立原久義
「機器を用いたディップ運動が肩関節可動域と結帯動作に及ぼす影響」
機器を用いたディップ運動が肩関節可動域と結帯動作に及ぼす影響について検証しました。ディップ運動によって肩甲胸郭関節の可動域は拡大し,結帯動作の改善に繋がることが示唆されました。学会でいただいたアドバイスを活かし,今後は臨床応用し,その効果を明らかにしていきたいと考えています。(水池)
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ポスター発表(水池) |