2013年1月9日水曜日

論文が「慢性疼痛」に掲載されました

博士後期課程の金原一宏です。この度,研究論文が「慢性疼痛」に掲載されましたのでご報告致します。

「健常成人を対象とした痛みの主観的評価と神経生理学的反応の関連」
金原 一宏,大城 昌平,寺田 和弘
慢性疼痛 Vol.31 No.1 2012 pp.187-193

私が痛みの勉強を始めてから4年になります。本論文は,健常成人を対象とした痛みの主観的評価と神経生理学的反応の関連について書き上げました。内容は,痛みの感受性の違う被験者の主観的評価は神経生理学的反応とどのように関連するかを検討しました。結果は,痛みの感受性の高い被験者の主観的評価は神経生理学的反応と関連が高いことが明らかになりました。この結果は,痛み刺激の主観的評価が神経生理学的反応を表す可能性を示唆しました。痛みを持たれた方は,痛みにより不安や不快などの感情を持たれます。この研究が痛みを持たれる患者様の治療の一助になれば,大変嬉しく思います。

本論文を作成するにあたり,数多くの治療場面を通して痛みの勉強をご教示いただいた寺田和弘先生,大変お忙しい中論文作成をご指導いただいた大城昌平先生,そして,痛みを伴う研究にもかかわらずご協力いただいた被験者の方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
金原 一宏

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