6月24日,第16回静岡県理学療法士学会(
HP)がアクトシティ浜松(浜松市)で開催されました。研究室メンバーが発表を行いました。発表演題名一覧(筆頭演者のみ)と発表者の感想を紹介します。また,修了生の矢島大輔さん(コミュニティホスピタル甲賀病院)が,座長をつとめました。
【発表演題名一覧】
O-20
山下裕太郎(修了生),大城昌平:大腿骨近位部骨折患者における,睡眠状態が精神・認知・運動機能へ及ぼす影響 -入院中から退院後の変化に着目して-
O-30
大杉紘徳(D3),栗田泰成,大城昌平:二重課題トレーニングによる前頭前野機能への効果
O-34
矢島大輔(修了生),大城昌平:教示条件が異なる荷重課題の運動学習
O-46
一之瀬大資(M2),大町かおり,栗田泰成,山下浩史,鈴木祐介:タンデム歩行中の上部体幹および骨盤の軌跡の特徴 -自然歩行との比較-
O-47
栗田泰成(修了生),大町かおり,山下浩史,鈴木祐介,一之瀬大資:立ち上がり動作における動作開始時の骨盤傾斜と座面高の影響 -一例による検討-
O-48
小松洋亮(修了生),大城昌平,新屋順子,岩瀬敏樹:健常者に対する足底振動刺激の効果 -重心と脳活動に与える影響-
O-50
鈴木祐介(M2),大町かおり,栗田泰成,山下浩史,一之瀬大資:健常者における閉眼時の歩行戦略 -一例による検討-
O-54
山下浩史(M2),大町かおり,栗田泰成,鈴木祐介,一之瀬大資:3次元動作解析を用いた最大呼吸時における部分的変化量の測定
【発表者の感想】
一之瀬大資(M2):
今回の発表では自分の主張を伝える難しさを感じました。学会発表(特に口述発表)では論文のように見ている人のペースで読み返したりすることができません。限られた時間内での1回の発表でどのようにしたら自分の行なった研究をわかってもらえるのか,を今回の発表を経てより追求していく必要性を感じました。次の発表の際には,今回の経験を活かした研究活動,発表の準備,本番での発表を行ないたいです。
山下浩史(M2):
今回,大学院での運動器理学療法特論の講義の中で,自らの疑問を大町かおり先生のご指導の下,3次元動作解析装置を使用して測定および解析を行い,演題発表にまでたどり着くことができました。修士研究とは異なる内容で,自分自身の良い経験となりました。今後も、素朴な疑問を大切にしていきたいと思います。最後に,この場をお借りして,大町先生や共同演者の方々に感謝申し上げます。