2014年1月13日月曜日

論文が「理学療法科学」に掲載されました

修了生の田中俊輔です。この度,研究論文が「理学療法科学」に掲載されましたのでご報告いたします。

「視覚情報の与え方の違いによる持ち上げ動作時の脳活動と体幹筋活動に関する研究 -近赤外分光法と表面筋電図による分析-」
田中俊輔,大城昌平
理学療法科学.28(6),745-750,2013.

大学院の修士課程で取り組んだ研究で,健常人を対象に,持ち上げ動作時の先行随伴性姿勢調節(Anticipatory postural adjustments)と脳活動の関連性について調査したものです。

研究計画の作成から,論文を投稿し採択されるまでのすべての過程で多大なるご支援・ご指導を頂いた大城先生,この研究にご協力いただいたすべての関係者に心より御礼申し上げます。

今後も聖隷クリストファー大学大学院で得た知識や経験を,臨床現場に還元できるよう努力していきたいと思います。

修了生 菊川市立総合病院 田中俊輔

2014年1月5日日曜日

2013年度第4回理学療法開発学定期勉強会 開催報告

皆様,明けましておめでとうございます。M1の加茂です。昨年末の2013年12月25日に第4回 理学療法開発学 定期勉強会を開催しましたので,ご報告します。

 英文抄読
合田明生さん(D2)に「Effects of the Finnish Alzheimer disease exercise trial (FINALEX): a randomized controlled trial.」を紹介していただきました。増加傾向を示す認知症に対して長期的な運動介入を実施することで,保険・社会サービスにどれだけの影響を及ぼすかという内容でした。紹介後には,論文が執筆された国での社会保障等について,熱い質疑応答が行われました。
英文抄読 合田明生さん(D2)
 トピック紹介-1
佐藤慎さん(D2)に「リハビリテーションと栄養」というテーマで発表していただきました。要介護状態に陥る要因の一つとなっている高齢者の衰弱に対する国内外の取り組みや,自身が勤務されている病院の取り組み等を紹介され,リハビリテーションにおける栄養管理の必要性について問題提起をしていただきました。
トピック紹介 佐藤慎さん(D2)
 トピック紹介-2
本学の教員でもある根地嶋誠先生に「骨盤の非対称性 pelvic asymmetry」について紹介いただきました。骨盤の非対称性が身体機能にどれだけの影響を及ぼすのか,またその評価法について紹介されました。
トピック紹介 根地嶋誠先生
第3回,第4回と定期勉強会の参加者が増えてきて,多くの意見・疑問等が飛び交う勉強会に変化してきたという印象を受けました。私自身,多くの方の意見・疑問を尊重することで,人として,理学療法士として成長できるのではないかと思いながら毎回参加させていただいています。

理学療法開発学定期勉強会では,本学の在校生・卒業生・修了生,また外部の方の参加を受け付けております。毎月第4水曜日の20:00から開催します。次回の第5回定期勉強会は2014年1月22日(水)です。勉強会に参加したい,発表の練習をしたい,英文を読んでみたいなど,ご希望のある方は佐藤(12dr03@g.seirei.ac.jp)までお気軽にご連絡ください。


最後に今年の抱負を述べさせていただきたいと思います。今年は先生方,先輩方,同期から多くの刺激を受けられるように積極的な姿勢で臨床・研究に臨み,また1年後振り返った時に,仕事,研究,私生活において去年の自分より成長したなと実感できる年にしていきたいと思っております。加えて,昨年お世話になった方々に対しての感謝の気持ちを忘れず頑張り続け,飛躍する年にしたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
M1 加茂 渉