本学術大会では,画像診断,法律(成年後見制度),食事(栄養),非薬物療法,看護・ケアなど,様々な立場から認知症に関する講演や研究成果報告があり,改めて認知症は社会全体で取り組むべき重要な課題の一つであることを認識しました。また,理学療法士が認知症者に対して何ができるのかを再考する良い機会にもなりました。やはり,認知症者を中心とする家族も含めたチームアプローチが基本であり,その中で専門性を発揮できるような取り組みが社会からは求められているのでしょう。
認知症者に対するリハビリテーション・アプローチはまだまだ検討していかなければならない段階にあります。今後も,意味のある研究・活動を縦断的に展開していきたいと考えています。
修了生 関西福祉科学大学 重森健太
座長風景(大城) |
左:大城,中:奥山,右:重森 |