1月28日(水)に2014年度の第10回理学療法開発学定期勉強会を開催しました。今回も院生に加えて,近隣病院・施設の方や遠隔参加の方など,多数の参加をいただき,誠にありがとうございます。
今回は,トピック提供による特別講義,輪読会を行いました。
トピック提供では,浜松市リハビリテーション病院の野崎晋平先生,宮下勇希先生に「脳卒中片麻痺患者へのアプローチ紹介」というテーマで発表をしていただきました。
野崎先生の発表では,脳卒中片麻痺患者への治療アプローチとして,姿勢制御における観点から治療方法をご提示いただきました。姿勢制御における脳経路,脳卒中の障害部位から姿勢制御の障害の予測を通して,治療のポイントや姿勢制御の重要性を学ぶことができました。
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トピック提供 野崎先生 |
宮下先生の発表では,脳卒中片麻痺患者への治療アプローチとして,筋緊張における観点から治療方法をご提示いただきました。筋緊張における筋紡錘の働きと脳卒中患者の筋緊張異常について紹介していただき,症例紹介を通して筋緊張異常へのアプローチを発表していただきました。脳卒中患者の歩行の改善において筋緊張の改善の重要性を学ぶことができました。
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トピック提供 宮下先生 |
輪読会では,聖隷三方原病院の鈴木章紘先生より,研究論文の書き方について発表をしていただきました。
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輪読会 鈴木先生 |
より良い研究活動を行うために,研究背景を明確にし,研究方法の模索を行っていくことの重要性に改めて気づくことができました。大学院生として,他の方が読みたいという気持ちになるような論文を書いていきたいと思いました。
今回も有意義な勉強会となり,日常の臨床・研究活動を発展させていくために重要な知識を得ることができました。今後とも皆様の参加・ご協力をお願いいたします。
M3 佐野 弘毅