2015年2月27日金曜日

2014年度第10回理学療法開発学定期勉強会開催報告

1月28日(水)に2014年度の第10回理学療法開発学定期勉強会を開催しました。今回も院生に加えて,近隣病院・施設の方や遠隔参加の方など,多数の参加をいただき,誠にありがとうございます。

今回は,トピック提供による特別講義,輪読会を行いました。

トピック提供では,浜松市リハビリテーション病院の野崎晋平先生,宮下勇希先生に「脳卒中片麻痺患者へのアプローチ紹介」というテーマで発表をしていただきました。

野崎先生の発表では,脳卒中片麻痺患者への治療アプローチとして,姿勢制御における観点から治療方法をご提示いただきました。姿勢制御における脳経路,脳卒中の障害部位から姿勢制御の障害の予測を通して,治療のポイントや姿勢制御の重要性を学ぶことができました。
トピック提供 野崎先生
宮下先生の発表では,脳卒中片麻痺患者への治療アプローチとして,筋緊張における観点から治療方法をご提示いただきました。筋緊張における筋紡錘の働きと脳卒中患者の筋緊張異常について紹介していただき,症例紹介を通して筋緊張異常へのアプローチを発表していただきました。脳卒中患者の歩行の改善において筋緊張の改善の重要性を学ぶことができました。
トピック提供 宮下先生
輪読会では,聖隷三方原病院の鈴木章紘先生より,研究論文の書き方について発表をしていただきました。
輪読会 鈴木先生
より良い研究活動を行うために,研究背景を明確にし,研究方法の模索を行っていくことの重要性に改めて気づくことができました。大学院生として,他の方が読みたいという気持ちになるような論文を書いていきたいと思いました。

今回も有意義な勉強会となり,日常の臨床・研究活動を発展させていくために重要な知識を得ることができました。今後とも皆様の参加・ご協力をお願いいたします。

M3  佐野 弘毅

2015年2月15日日曜日

「第10回 リハビリテーション中伊豆温泉病院 理学療法科研修会」報告

2月8日,「第10回 リハビリテーション中伊豆温泉病院 理学療法科研修会」において,「赤ちゃんの発達から学ぶ理学療法 -赤ちゃんトレーニングのすすめ-」というテーマでお話しさせていただきました。講義の要点は,胎児期から歩行獲得までの運動発達を概観し,運動獲得の様相と原理を講義と実技を交えて学び,理学療法への応用を検討する内容です。探索行為を中心とした身体を意識しない運動を(再)獲得するためには,赤ちゃんの運動発達の過程を臨床応用することが有用ではないだろうか?という提言です。

皆様の積極的な参加により,私もファシリテートされて大変楽しく講義と演習を進めることができました。今回の研修会の講義が日頃の臨床に役立つことを期待しています。

磯先生はじめ準備委員長の吉村先生には,過分なご配慮をいただき心より感謝申し上げます。リハビリテーション中伊豆温泉病院の皆様,ありがとうございました。
大城 昌平

2015年2月9日月曜日

修了生の声 [結婚のご報告] (喜納)

理学療法開発学修了生の喜納です。私事ですが,1月18日に沖縄で結婚式を挙げてきましたのでここにご報告させていただきます。親族と少ない友人を招いての小さな結婚式でしたが,皆様から温かいご祝辞を頂きとても感動的な結婚式でした。
相手は,浜松市に住んでいる一つ年下の女性です。両家の緒事情もあり,二人で話し合った結果,再び浜松に拠点を置くことになりました。今後は二人で力を合わせながら頑張っていきたいと思いますので,皆様何卒宜しくお願い申し上げます。

また,職場はAthlete villageといってスポーツ選手を中心にパーソナルトレーニングを行う施設に入職しました。 まだまだ勉強の身ですが,スポーツを通してクライアントさんを元気にしたり,目標達成の喜びを感じられるように頑張っていきたいと思います。もしスポーツに興味のある方は是非情報交換しましょう!よろしくお願い致します。

喜納 将克 (2011年3月 博士前期課程修了)

2015年2月1日日曜日

2014年度第9回理学療法開発学定期勉強会 開催報告

2014年12月24日(クリスマスイブ)に第9回理学療法開発学定期勉強会が行われたので,その内容に関して報告させて頂きます。
進捗報告 太田さん(M2)
進捗報告では,太田さん(M2)に勤務先においてトピックとなっている逆行性肩関節置換術に関して報告して頂きました。発表の場では多くの質疑応答が行われ,改めて解剖学,生理学,運動学の大切さを感じました。太田さんは現在,注意障害に対する新たな評価ツールの開発ということで,プログラミング言語等,理工科学の分野を勉強しているそうです。                  
輪読 小松さん(修了生)
輪読では,小松さん(修了生)に統計解析の進め方「相関回帰・分割表の検定」,「多変量解析」に関して発表をして頂きました。相関係数の求め方や検定結果の解釈の仕方,多変量解析とはなにかわかりやすく,丁寧に教えて頂きました。その中でも,統計の使用方法や解釈の仕方を適切に行うことが大切であるということが頭に残りました。
英文抄読 佐藤さん(D3)
英文抄読では,佐藤さん(D3)にNutritional supplementation for stable chronic obstructive pulmonary disease を紹介して頂きました。COPD患者における栄養サポートが各測定指標に与える影響を評価すること,またその有効性が確認された場合の対象に対する分析に関しての内容でした。

皆様,明けましておめでとうございます。更新が大変遅くなってしまい,大変申し訳ありません。今年は博士前期課程において最上級生となります。博士後期課程の方々,博士前期課程の方々,修了生の方々,新入生と一丸となって理学療法開発学領域を活気あるものにできればと考えています。私自身も,臨床・研究と精一杯悔いの残らないように努力し,昨年よりも更に飛躍する年にしたいと思っています。本年もどうぞよろしくお願い致します。

M2 加茂 渉