修了生の大杉紘徳です。2013年9月21,22日に浜松で開催された「第14回日本早期認知症学会大会」にて,「早期認知症検査CKPTの基準関連妥当性」という演題で口述発表をしてまいりました。
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第14回日本早期認知症学会大会 |
本学会は医師,看護師を始め,多くの医療・福祉関係者が参加される学会であり,多くの講演と研究発表が行われておりました。
私自身の発表は,理学療法開発学博士後期課程の奥山惠理子先生が中心となって測定された,早期認知症検査法であるCKPTの基準関連妥当性について検討したものを報告しました。CKPTは奥山先生や共同研究者である志村孚城先生が中心となって開発された,前頭前野機能に焦点を当てた新たな早期認知症検査法です。今回の検討で,CKPTはWisconsin card sorting testとの関連が明らかとなり,前頭前野機能評価としての有用性を示唆しました。この報告に関して,座長を始め,医師,介護士の方々から多くの質問を受けることができ,CKPTの今後の発展性を実感しました。
今後,ますます増加が予想される認知症の早期発見,早期介入の重要性を学び,自身の研究成果を社会に還元できるように努めていきたいと思います。
最後に,本研究にご協力いただきました奥山惠理子先生,志村孚城先生,大城昌平先生に感謝を申し上げます。
修了生 京都橘大学 大杉紘徳